2010年1月18日月曜日

無差別コミュニケーション



2回目に樹里亜ちゃんを負かしてから、おじいちゃんとのゲームを勧めました。

「えー?」と戸惑うおじいちゃん。マスターはお構いなしに
かわいいシートを選んでセッティング。




樹里亜ちゃん好みでおじいちゃんは不慣れ。これはハンデです、とやり込めて
樹里亜ちゃんには、おじいちゃんが動かし方間違えたら教えてあげてね、と言って、

おじいちゃんに樹里亜ちゃんの相手をしてもらいます。






将棋を知ってるおかげで、女のお孫さんとこうやって差し向かいで遊べるとは。

おじいちゃん、気分悪いはずがありません。もうデレデレ。しかも、


「おお?一応、やれるようになってるんじゃないか?こんな短い時間に?・・・。」

と驚いた様子。
 
 
ほおらね。こんなに,歳も、性別も違う人同士でだって、平気。

女だから、年輩だから、なにだから、関係なく、同じ条件でプレイできるんです。




「マスターには私、挑戦してもいいですか?作戦、思いつきましたよ?」
 
国籍さえ、超えた!年代も性別も越えて、今また、国籍を!
 
一人ご満悦のマスターでした。

 


お母さん、もちろん、歓迎です。こっちでも次のゲームいたしましょう。

娘さんに負けず劣らず、ハマった様子。

いつの間にか、お父さんが立って見に来ていました。



お母さんに、ゲームに関連するおはなしをいろいろとしていたら、

それは、お父さんのすぐ真後ろで言い続けていたことになっていたのです。

マスターも別に、意図したわけではなかったんですが・・・。

ようやく、ただのゲームではない、と感じ取ってくれたのでしょうか?

この中に、いろんな意味が込められていること。


「パパ、私、これ、インテリアに、買ってもいいでしょ?」

「パパ」はまだ、いいとも、ダメ、とも答えません。

これは、世界を表現したアートなのか?と思っても、まだ半信半疑?

「キレイなものは好きなんです。でも、パパ、勝負事、きらいだから。」
 
お母さんが、その複雑な表情の意味を代弁します。
 



「勝負事じゃありません。ならいごとです。」
 
 
 
 
********************************

ひと口、深いりカフェ
 
 
 
勝負事は嫌い、と公言する人も多いですね。「勝負」にどんなイメージを持っているのか。
 
誰かを負かして嬉しがること。または、負かされて腹が立つのもいや。
 
 
しかし、勝負って?  勝負しないで生きている人はいない、のではないですか?
 
決まった時間までに会社に行くのも、納期までに仕上げるのも自分の勝負。
 
家事のスケジュールをやりくりして家族分の弁当を時間内に作れるかも勝負。

どっちもしない人は、自分の重い病と闘っているかもしれません。

 
誰かを負かす快感がほしい、ばかりが勝負じゃないんです。

成功するかどうかが自分の勝負。

中には、成功の障害がたまたま「対立する他の誰か」なこともある。それだけ。


ミニ「世の中」で生き残るドラマは、他人の動きへの反応も含めて

世の「ならい」に大きく背いた方が負けるようになっています。
 
だから、こういうタイプの人に必ず言っていること。



これは、勝負事じゃありません。「ならい」ごとです。

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弘前市, 青森県, Japan
蛍の駒。ふだんはチェスの駒としてがんばっている。

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