2010年1月18日月曜日

おなじみの娯楽文化に最新解釈。




まほうじゅ」って、何なのか?ここで全部わかります。


ある喫茶店の、摩訶不思議な秘宝のはなし。




日本人が、知ってるようで知らない趣味文化に新時代がくる?



Blog Book Project




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まえがきのページ



たまたま、この喫茶店に立ち寄って、

手に入れたものとは。

少女は、学習力も育てる楽しい遊びを、

母は、貴金属風が魅力のインテリアを、

父は、意味深長な世界表現のアートを、

祖父は、孫娘とのコミュニケーションを。


たった1つのおもちゃに出会った

それだけなのに










このブログは、ある趣味の世界を紹介する解説ブックです。




一見平凡な喫茶店を、たまたま訪れた一家。


樹里亜(6歳。好奇心旺盛。好きな物は、DSとケータイゲーム。)

クリスティー(30歳。母。アメリカ人。インテリアとおけいこ事が好き。)

信之(32歳。父。美術教師。勝負事が嫌いで温厚な性格。)

孝信(58歳。祖父。古風な日本男性。将棋が少しやれる。)


この4人家族に、作者であるマスターが「作品」のプレゼンを仕掛けてきます。

それは同時に、何も知らずに読んでいるあなたへもプレゼンしていることになります。

やはり何も知らないこのご家族と同じ目線で、気軽にお付き合いいただければ、
 
ご紹介している これ がどういうものなのか、自然とわかるようになっています。





この本に登場する、広大な展示スペースのある喫茶店はフィクションです。

しかし、この店のモデル、「作品」のある小さな喫茶店は、本当に存在します。

巻末を参照してください。



この本に登場する家族はフィクションです。しかし、

登場する家族のいろんなリアクションの多くは、

現実に「作品」をいろんな方にいろんな形で紹介した時の、

そのみなさまのリアクションをまとめたものです。


ですから、ここでおはなしする、案内、紹介や解説へのリアクションは、
 
ほとんど、実話エピソードを組み立てたものです。


こういうお店や、秘宝に、興味を持たれた方々や、その評価、感動は、

すべて事実です。


もしかしたら、このご家族と同じものを、次に手に入れるのは、

あなたかも知れません。



初版:平成22年 1月18日(月)
 
 
 


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なんという魅力

その家族は、喫茶店に立ち寄りました。 はじまりは、ただそれだけ。

信之さんは、祖父と、妻と娘を座らせて、

ご注文は? コーヒー3つと、りんごジュース1つ。





飲み物ができるまで、少し時間があります。

6歳の樹里亜ちゃんは好奇心旺盛な女の子。席を立って店の中を見て回ります。
 
 
 
 
マスターは、樹里亜ちゃんの、おじいちゃんが近づいたら逃げるような動きが
 
ちょっと気になりました。




 
 



カウンターに置いてあった、奇妙なインテリア。

樹里亜ちゃんの目はそこにくぎ付けになってしまいました。




まほうじゅ(真宝珠)

標準モデル

*まほうじゅは、知的所有権に登録済みです。 (第149249~第149251)
画像等、商用に無断使用した場合、 請求が発生する場合があります。

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駒の大きさは: リング部分が「指輪くらい」。

ボードの大きさは: ボードは何種類もありますが、およそA3くらい。

喫茶テーブルに置いた時、手前にコーヒーカップを置ける大きさです。
そのためにも、使う時はこのように、横長に置きます。


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母のクリスティさんは、樹里亜ちゃんの近寄ったものを見て、あわてました。

「触っちゃだめだよ!」目が青いのに、きれいな日本語です。

このチェスの駒を、純金の貴重品かと思ったらしいのです。

「指輪かと思いました。」  

それくらいの大きさに作りましたからね。






純金?指輪?まほうじゅの駒


駒は1セット中40個。
名前は、単純に、デザインの見たまんまになっています。
名前とデザインに注目して、なるほど、と思ってもらうのが狙い。


 玉(ぎょく)

 純粋な“珠玉”をかかげています。

 入り数:2




 火(ひ)

 燃えたぎる炎の模様です。

 炎が車輪を描いて見えることから、火車(ひしゃ)と言うこともあります。

 入り数:2






 核(かく) 
 
 核分裂の感じをデザインにしています。

 入り数:2





 金(きん)

 全体、金色です。

 入り数:4






 銀(ぎん) 

 本体が銀色です。

 入り数:4






 蛍(けい)

 目とおしりの光、ホタルのデザインです。

 入り数:4






 鏡(きょう)

 
かがみをかぶっています。

 入り数:4


 



 風(ふう)

 描かれる前の白紙の色で無色な空気を表現しています。

 入り数:18






樹里亜ちゃんはこれがどうにも気になる様子。「見てるだけ」と言って、離れようとしません。
 
「ごめんなさい。女の子なのにチェスに寄って行くなんて・・・。」
と お母さんが言えば、
 
「いいえ。ふつうです。女の子でも興味あるでしょう。指輪みたいだし。」
と応えて微笑んでいます。
 
 
まほうじゅとは何か?基本的にはゲーム。

ターゲットは、まず、子供。自然なことです。
 
それにしても、男の子以上に、女の子にウケがいいのが特徴。

宝石みたいなデザインの効果か、女の子が熱心に見てるケースが、
 
今までも、格段に多かったと思います。

 
将棋なのにこんなことができるのは、うちだけ。
 
 

 
 
そしてマスターの思っていたこと。
 
 
実は、「将棋に男の子」の組み合わせでも、なかなかこうはいかないものです。

私も、カラフルなおもちゃばかり好きな子でしたから。
 
父が勧めなければ、将棋に関心が向くことはなかったかも知れません。
 
今はわかる。内容が濃くて面白い。だけど、

いかんせん、地味。こんなにも目を引く華やかさがないのは、なんとも、惜しい。
 
そう考えたら、アピール力、何倍あるんでしょうね?

 
樹里亜ちゃんは、いろんな角度から観察し続けています。

 
 
樹里亜ちゃんに、マスターは優しく問いかけました。

「じゃあ、こっちも、見てごらん?お好みのもの、あるかな?」
と、手で少し奥を示します。

お父さん、おじいちゃんも何ごとかと寄ってきて、4人で奥へ。



そこには、広大な宝石店?と思ってしまうような光景。






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ひと口、深いりCafe


標準モデル

創作を始めた当初からの、マスが赤と黒のデザインを総じて「標準」と呼んでいます。

単に「標準モデル」と呼ぶこのボードは、創作以来の最も古いデザインですが、

マスを囲む幾何学風の枠もオリエンタルでミステリアスなムードを出してる、と

今も特に人気が高いようです。



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貴金属店のショーケース?1



標準モデル・癒し系


外枠に自然の葉を思わせるグリーンを使ったタイプ。





標準モデル・和風

赤はえんじ、外枠にはヨモギ色を用いて「和風」アレンジに挑戦。





標準モデル・クール

外枠に、熱くなった頭に冷静さを取り戻す青系の水色。





標準盤・津軽塗

職人さんによる唯一本物の、工芸品ボード。 






お父さんの信之さんは、コーヒーを飲みに座席に戻ってしまいました。

チェスの1種、それは、要するに、おもちゃか。 と、顔に書いてあります。
 


女の子とお母さんは、わりと興味ありげに見て回っています。



おじいちゃんの孝信さんは、


なぜか、1つのセットの前で立ち止まって首をひねっています。





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ひと口、深いりCafe

 
おとなたるもの、おもちゃとあそびに用はない、という人もいます。
 
楽しさ、交流、脳トレ、アイディア力を育てる、などなど、
 
おもちゃの見かけ以上にものすごいメリットを持ってることまで考えない人。
 
 
おもちゃ=くだらない、と安易に決めつけて恵みを得られず損すること。
 
おもちゃのように見えても内容が濃い文化だとわかって恵みを得ること。
 
本当の大人は、どっちでしょう?

 
 
 
 
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貴金属店のショーケース?2

「標準の他にも、こういうのもあります。」



クリスマスモデル

高級感の黒よりはちょっとカジュアルなグリーンと、赤。





シーズンによっては、インテリアとして活躍。


お母さんがオッという表情を見せました。
何か、インテリアがほしいと思って、いろいろ見て回っていたらしいのです。


ウルトラモデル
世代を超えて親子で楽しむシーンのために。



ウルトラマンのカラーリングの王道、赤と銀。
カラータイマーを思わせるデコをあしらった外枠。







モノクロームモデル


洗練された清潔な感じで好評なタイプ。
チェス、というイメージの王道カラー?








ジャイアンツモデル


モノクロームモデルの変種。特徴はオレンジの枠。
カジュアルにあそび心を発揮。高級感一辺倒ではありません。








ダンディメタルモデル


若い男の子を中心に、
素直にかっこいい、とウケてるタイプ。





このへんのなんか、輝きがきつくて、ゲームするには目に負担になるタイプです。

インテリアに、とだけ考えて作ったものですから。











ネオダンディメタルモデル







氷雪モデル

1時期、写真アンケートをやってたんですけど、
女性のみなさんの1番人気がこれです。
白マスには綿。ファンタジックでキレイと思わせるタイプ。







ロイヤルモデル

白系の色ばかりを使って
清潔感と高級感の演出を徹底したタイプ。






緑地モデル

渋さ、落ち着きをテーマに、黒っぽさにこだわりました。
輝く駒とのコントラストを利かすのが狙い。









「これが全部、純金の指輪だったら、ものすごいですね。
 そんなこと、想像させられるだけでも、おもしろい・・・。」
 
お母さんのすごい感想。これが全部、純金の指輪・・・。ホントにあったら、すごい・・・。

しかし、そうじゃなくても関心を持つお母さんとお嬢さんの意欲に、手ごたえを感じます。
 
指輪じゃないのか。めんどくさい物か、と一転して無関心になってしまう人も、いっぱい見ただけに。



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ひと口、深いりCafe


指輪かと思った、というおばさんはすごく多いんです。

その後、見るほどに、聞くほどに、奥が深そう、と関心を示す方の他に、

指輪かと思った[のに]と言って、離れていく方がたくさんいます。
 
 
ゲームに、脳トレに、交流に「も」いけるプラスアルファあり、という内容の濃さが
 
安易にはめるだけのもの、という要望と違う、とばかりに、背を向けられてしまいます。




好奇、関志、欲、合い、覇などが抜けてる、と思うことがしょっちゅうです。

(心意気が欠けた、といってるんですけど)
 
チェスのタイプのものだと、たまたま、妖しさに圧倒されただけならいいけど、
 
・・・圧倒といっても、たかが、A3サイズのおもちゃで気軽に遊ぶはなしなのに。
 
 
何であれ、

 
アイディア力アップの意欲が薄く、ただ安易に楽に過ごすことばかりが恋しい。

今、それが日本人のふつうだとしたら、と思うとゾッとします。
 
 
私なりに、ダメになる前に、少しでも、日本を何とかしなくちゃ、という危機感。
 
それは、工夫と交流のおもしろさの宝庫、まほうじゅを
 
アピールしなければ、という思いがわく大きな動機の1つ。

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貴金属店のショーケース?3

「チェスといえば固いボードっていう思い込みも、覆ることがあるんです。」


ランチョンモデル・ジューシー


チェス系列の物は勇ましいイメージに固執がち。しかし、
まほうじゅでは、「かわいい」のもあり。






駒が無くても、純粋に、チェック柄のランチョンマットです。

1ゲームやろうよ、という時に、駒を置くことはいつでもできます。









ランチョンモデル・ハロウィン






ランチョンモデル・ニット

編み物の得意な友人が試作を引き受けてくれた異色作品。




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テキストの色

ひと口、深いりCafe



さあ、勝負!勝った、負けた、だ。

と 殺気だってやる必要って、あるんでしょうか?

かわいいムードで向き合ってあそぶ、でよくないですか?
 
 
競技で戦う意味は?戦争とは違いますから、憎み合うことにはありません。

うまくいったら喜んで、うまくやられたら感心した技を学びとるのです。
 
 
競技の意味は、競い合って、仲よくなること。
 
同じ分野での、うまい人のうまい部分を尊敬しあうこと。
 
そして、もっとうまくなるように、自分もがんばろうと思うこと。
 
 
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ショーアップ、いろいろ


まほうじゅのフォトギャラリー



樹里亜ちゃんとお母さんは、「まほうじゅという被写体」を遊び倒した写真が
壁1面に貼られているのに目をとめました。

「ママ、これ、カッコイイ。」



対立





シック






遭遇





元気をもらう




前線





孤高





漆黒の闇


ゴールドの映えるオブジェには、フラッシュONで。
(出来は、デジカメの機種にもよります。)




エンジョイ・フォトレタッチ

パソコンのフォトレタッチソフトで操作。

あそびごころで光を加えた例。



輝く珠玉の至宝





漆黒の闇に光が射す





インテリア・グラフィティ


脳を動かすランチョンマット。





クリスマスの窓辺





ウルトラの父、現る!
(ラムネ菓子のおまけを置いて)


「おもしろーーい!」
お母さんは、インテリアとして、また写真あそびにも、いよいよ興味津々。



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ひと口、深いりCafe



ゴールドベースのカラーリングでリッチな感じの、しかも知性的なチェスインテリア。
 

このインテリアでは、ホントにゲームできます。

当然、ゲーム上、意味のあるシーンをレイアウトすることが出来ます。

すると、置いてあるだけでも、ただの置物ではなくなります。

ちょっとでもルールがわかれば、見たらそれでもう、考えが動き出すのです。


この局面、どうなってるの?1番いい手は?

思いついた!こう動かれたらどうする?こう返されたら?こうくるのか?


ひらめいた!こんな作戦は成功しないか?

ハテナ?ハテナ?ハテナ?



アイディア力フル回転、脳細胞の運動と作り替えがどんどん進んでいるでしょう。


自己紹介

自分の写真
弘前市, 青森県, Japan
蛍の駒。ふだんはチェスの駒としてがんばっている。

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