2010年1月18日月曜日

世界一早い実戦デビューの証明

まだ10分もたっていないのに、入門の手引きは終わり。すかさず、
 
「これで、もうほとんど、実戦ができるようになりました。実際に戦ってみましょう。

 今度は、さっきみたいに **しなくていいですよ。」

入門プロセスを終えて次の手ほどき。マスターは勝手に、最初の形に直します。






「さ、やってみましょう。」



すると、なんと、母子チームもみるみる駒を動かしていったのでした。

10分前にはこのテの遊び方を全然知らなかったのに。

しかも、もはやそれを、不思議とすら思ってない様子。
 
紋章と、とっておきの入門の技法があれば、わかって当たり前?

 
 
  
入門の手引きで説明できなかった分を
  
手頃な局面になったら付け足しで説明することが残ってるとしても、
 
強さや、上手さは望みようもないとしても、
 
 
 
一応、スムーズにゲームが進むのです。
 
 
 
この店ではいつものこと。マスターにしてみれば、、いつもしてること。
 
 
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奇跡の手順!これが、まほうじゅの「まほう」。
10分で実戦できるようになる画期的な指導術を確立!

 
将棋教室では、
習うつもりで気合い入れて将棋を習いに来る人が、がんばって覚えます。
 
ここでは、
お店に来た時はゲームの存在すら知らなかった人が
実戦できるようになってしまうことが、ふつうに起こります。
 
 
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と、見ていたおじいちゃんが口を開きました。
 
「やっぱり、これは、将棋 ですか。」
 
 
その表情は、ちょっと複雑です。
 
まほうじゅが将棋であることは、知ってる人が見ればわかります。
 
しかし、知っている人ほど、イメージが違う、と戸惑うことがあるようです。
 
将棋の魅力は、武士道的雰囲気、威風堂々としたあり方。
 
それを大きく逸脱したこういうのに、機嫌を損ねたのでしょうか?
 
おじいちゃんは座席に戻ってコーヒーを飲みました。
 
マスターは、それならそれで構いません。
 
目の前にはカラフルな駒が踊るのに見入っている母子がいます。
 
 
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ひと口、深いりCafe
 

 まほうじゅは、まぎれもなく、将棋です。
 
 まほうじゅの詳しいルールや、有効な作戦、技とか知りたい。そんな時は、

 将棋が、ルールが全く同じなので、その本を参照するのがお勧めです。

 
 まほうじゅの駒は、ほぼ完全に、将棋の駒の呼称になぞらえた名前です。
 だから、知ってる人なら、まほうじゅの駒の名前紹介の時点でピンとくるんです。


 まほうじゅのために改めて駒の名前をつけたりすると、
 まほうじゅの解説本をゼロから書かないといけなくなります。
 
 
 しかし世の中には、まほうじゅの駒の名前「ぎょく」とか「けい」とか
 書いてる本は、もうゴッソリ出回っているんです。
 
 
  
 
 そんなに同じでも、わざわざまほうじゅが必要なわけがあります。

 
 
 喫茶店をオープンして間もなく、
 休日に当ててる日曜日に、将棋教室をやったら?ということを考えました。
 
 
 特色として、この趣味が普及していない女性層開拓を主眼にした、
 カンタン入門に特に力を入れたものにできないか、と。
 
 
 この時、どうしても問題になることが頭に浮かんできます。

 この店で将棋がやれることは、女性に知れれば男性にも知れる。
 男性の将棋天狗たちが駒をせしめてしまったら、何も変えられない。

 男性客もお客さま。使うな、とは言えません。
 こんな時、将棋は男用、という旧来のイメージがものをいうのです。
 女性がこれから入門しようとしても、
 女のくせに、しかも弱いくせに、と締め出される展開。
 
 
 ありえる、というだけですが、そうなりだしたらどうしようもありません。
 

 将棋天狗の方が、どちらかといえば近づきにくいことを目的に、敢えて、

 言い方は悪いが「チャラチャラした将棋」は必要だと考えました。


 まほうじゅをつくった動機の1つです。
 
 
 
 
 将棋にとって代わるつもりはなくて、考えたのはむしろ「住み分け」です。
 
 
 かえってわかりづらい(慣れの問題で、自分が勝手が違うだけなんですけど)
 という「将棋派」が、発明者に勝ち誇ったように言い放つこともありますが、
 
 実は、思うつぼなのです。
 
 個人個人がお好みのスタイルでやればいいだけ。

 それぞれの好みを尊重します。自然と住み分けはできるでしょう。

 それ以外で、どっちみち将棋に慣れてなくて、これから関心を持たれる方、
 子供、若者、女性、外国人、などなど、

将棋がいいのだ!と思う人以外すべてが、まほうじゅのターゲットです。

はたして、そのシェアは、どのくらい大きいんでしょうか?
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自己紹介

自分の写真
弘前市, 青森県, Japan
蛍の駒。ふだんはチェスの駒としてがんばっている。

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